扇谷一穂さんのLIVEへ。

6月23日。久しぶりに、扇谷一穂さんのライブに出かけました。

以前の職場の方がCDを教えてくれて聞いていたのが初めてで、その後偶然にもお友達が繋がり、それ以降仲良くさせて頂いています。

 

今回のライブの会場は恵比寿にある、traumaris(http://www.traumaris.jp)というギャラリーのなかで。ナディッフのビルがここにあったとはびっくりです。都内に出かけることが減ってからは、この辺りもだいぶご無沙汰です。

 

会期中であった川内倫子展 「Light and Shadow」の写真をバックにいつもとはまた違った雰囲気。こちらで展示されていた写真は、東北の被災地で撮られたもの。。。昨夏無事であった親戚の家に向かう途中の見覚えのある姿もありました。感じるままに受けとめると、きれいなんです。でも、言葉はでません。のみこむように観ました。

川内さんの個展は、東京都写真美術館にて7月16日まで開催されています、こちらもなんとか滑り込みたいもの・・・。

 

そんな空気のなか、扇谷さんの声がお客様に届きます。以前扇谷さんは、ある時自分の声がおもしろいなと思って歌い始めたと話していました。私はおもしろいなって、表現が面白かったけど、どうおもしろいかと考える前に、すぐ目を閉じて声の色のようなものを探してしまいます。彼女の書く言葉と音のバランスを楽しんでいるのかもしれません。扇谷さんは、絵も描かれていて、作品のCDに絵本をつけたり、フライヤーなどの絵なども自分で制作されています。その色のバランスも素敵。音に色を感じるのはその印象もあるからなのかもしれません。

 

秋に出産を控えている彼女はこのライブを機に産休に入るそうです。こどもに出逢えた彼女が、今度はどんな音を聞かせてくれるのかが今から楽しみです。

 

扇谷一穂ホームページ

http://kazuhooogiya.com/